2018年11月06日

木星射手座イングレス

【天空模様】
明後日の晩には木星射手イングレス。木星が射手座へ移ります。
木星は拡大・発展・寛大・信心……などの象意を持ち、射手座で本領発揮。
来たる2019年はバリバリ「拡大・発展・寛大…」ムードです~

但し、魚座にある曖昧さの海王星とはスクエアをとります。
海王星にも果てしなく広げる(その逆に脈絡のなかったものも引きつける)という象意があり、拡散力抜群よ♪
木星の熱さと壮大な霧の海王星でサウナ!?
……いえ、期待や理想が大きくなり過ぎることが考えられます。

で、木星が射手にある期間、「等身大の自分を信じる」がお利口に過ごすコツといえるでしょう。
本領発揮の木星はみなさまそれぞれの射手座が示す領域(ハウス)において、豊かさやチャンスをもたらします。
けれども、魚座海王星がそれらを拡散するというのが、ね。
木星90海王星は、特に目を逸らしたくなるような現実にある人にとっては溜飲を下げる美しいイリュージョンを見せてくれます。それがカタルシスとなり次の希望への基礎となるか、単なる現実逃避となるか……。
また、この座相はいくら豊かになってもその恩恵に気づきにくいかもしれませんね。
例えば取り立てて積極的に手掛けるべきテーマがない状態というのは、必要に迫られ嫌々やらざるを得ないのに比べると、とても恵まれていることなのですが、そういった豊かさが当たり前すぎてありがたみがない。
あるいは、チャンスがせっかく来たというのに、理想にこだわると待ち望んでいたものとは違う、自分にふさわしくないなどと思えてしまい選べない。掴めない。
等身大の自分を信じていれば、身の丈に合った必要なものを享受できます。
大き過ぎる期待や理想のせいで何もつかめなかった、何も残らなかった、というがっかりを遠ざけられるはずです。


話が逸れます。
先日ね。ライブを観に行ったり、芸術芸能に携わる方とお喋りしていまして。
ステージをはじめとするエンターティメントというのはカタルシスのためにあるのだと。
エンターティメント。
私は脳内でイリュージョンと変換(笑)。
人々が日常で表現しきれないものといいますか、日常で実現されると危険なもの(=イリュージョン)を代弁するのがエンターティメント。
たとえ深刻な内容を扱っていても、それは人間の健全さを保つ役割があり、大抵は、号泣させるか思いっきり笑わせるかすることでカタルシスが成立する。
射手イングレス直前の。蠍蠍29度のサビアン『インディアンの女が、酋長に自分の子供の命乞いをしている』から、30度の『ハロウィンの衣装をきた子供たちが悪ふざけを楽しむ』でカタルシスを得ていくプロセスが、まさにそれだなぁと。
サビアンの直接の意味は情の繋がりを絶っていく過程を示しているのですが、誰の心にもある理屈では割り切れない想い(=水)や思想が、エンターティメントによる客観視を経ることで浄化解消。
情感と理屈の隔たりを解決する方法の一つなのですよね。

写真はクリスタルのピアノ。
20181105.jpg


話を元に戻します。
つまり射手木星イングレスは何かに熱くなれるし、そのきっかけが思わぬ形でやってくる暗示。
しかし等身大の自分を意識していないとその恩恵に預かりにくいということ。
自覚を持たせてくれるのは、シビアに取り組むべきテーマを表示する山羊土星です。
みなさまそれぞれにとって山羊土星がどこ(のハウス)にあるかでお話するところなのですが、今は割愛いたします。
木星はもとより2019年の運勢をただいま執筆中なのでそちらに。
年末年始には各媒体よりリリースされますのでどうぞお楽しみに☆

さて。
木星と海王星がスクエアがタイトになるのは1月13日が一回目。
4月11日、木星は射手24度から逆行、6月19日が二回目のスクエア。
※理想を考え直すのがこの逆行期。
8月12日に14度から順行へ転じ、最後にタイトなスクエアとなるのが9月21日。
以降、12月3日の山羊イングレスまでに射手木星の答えを出していくのですね。

木星が射手にある期間、お利口な過ごし方は「等身大の自分を信じる」。
射手というのはFaith. そしておのおのが正しいとするものを証明していくサインでもあって。
お利口になれなくても6~7年に1度という規模の体験ができます。
私は、愚かなのも人間らしくて好きですよ。
posted by 占い師・羽妙(うたえ) at 10:46| 占星術(天空模様・旧告知) | 更新情報をチェックする