占い界隈で騒がれていた「風の時代」というフレーズ。
使い古されたせいか、だいぶ落ち着いてきましたね。
めでたしめでたし。
ブームを作って上手に利用したひともいれば、現実を観察分析し口をつぐんだひともいました。
新たな流れそのものには善悪はなく、人間あるいは各々にとって都合が良いか悪いか。
切り替えをお祝いし浮つくのも悪いことではないけれど、ほんとうのところどうなのかな…と常々考えています。
風の時代が完成するのは200年先です。
今はまだ始まったばかりで急激な変化のさなか。
情報化社会への成長が進むといわれていて、確かにそれには頷けるのですが、伴う弊害もかなりあると思うのです。
様々なことが考えられる中、私は風の時代というのは神経症が心配です。
風の意味するところの思考や情報、言葉が主流になるということは、肉体や物などの器(五感=土)と心(情緒=水)を今まで以上に補う必要性が生じてくるはずです。
200年先の人間は頭脳優先で生きていける体のつくりになっているのかもしれませんが、今現在の私たちの体の構造はまだ切り替わりもしていません。
切り替わる前の世代の肉体のままで風の時代を生き延びようとしている。
ついこの前まではじかに人と会ったり手をつないだり抱き合うなど、五感を通してのぬくもりによって心を通わせ、情緒を安定させていました。
セロトニンやオキシトシンといったコミュニケーション・ホルモンも人との触れ合いによって分泌されるのだそうです。
情報化でテクノロジーによる利便性が高まるということは、コミュニケーション・ホルモンの分泌が抑制される環境になっていくということでもあります。
風の時代を成り立たせるために土や水を時代遅れのものとして軽んじると、人間の「生きもの」としての作りにも影響が出てくると思います。
身体がついていくには相当な時間がかかります。
様々な分野で生身の肌感覚を代用するものが出てくるのかもしれませんね。
風の時代そのものは、「そうなっていく」のですからどうしようもありません。
冬の次は春が来るね、春の次は夏が来るね、といった季節のようなものと同じです。
その気候(=時代)に合った過ごし方を、試行錯誤しながらみんなで考えていくのですね。
手がかりとして頼りになるのは社会の仕組みを作っていくトランジット(現在の天空にある)土星でしょうか。
土星。今は水瓶座にあり、逆行は2回。
5月22日水瓶13度から逆行し、10月11日に水瓶6度から順行するのが一回目。
まだトライアル。
次は、来年6月から10月、25度から18度まで逆行。
(冥王星・海王星のミッドポイント通過と、9月には天王星との最終スクエア)
その頃には水瓶座の本領発揮。
水瓶座は、自由や革新のサインといわれます。
自由とは単独と全体を行き来する、周囲とのバランスの中にあると私は考えます。
風の時代。
何を採用するか選ぶ目が問われていきます。
日常的なことであればほんとうに基本の基本、情報の出所や発信日時の確認、大切ですよね。
デジタルデトックスで脳を休めること。
そして今まで以上に身体感覚を堪能したり、労わり合い共感し合うのも元気を保つ手立てになるのでしょう。
以上、考えごとでした☆
写真は潮風に吹かれながらのおにぎり。
インターコンチネンタル東京、竹芝桟橋のあたりは週に1度は足を運ぶお散歩コースです。
週末の午前中にここでストレッチしていると、小笠原へ向かう汽船が見られたり、犬(ビジョンフリーセ)のお散歩と遭遇。
爽やかですよ♪