オトナアート散策で向島5目にある「大道芸術館」へ。
写真家の都築響一コレクションの芸術館です。
外観は旅亭なの。
しかし一歩足を踏み入れるとそこは魅惑の空間〜💜
春画人形など展示の謂れをはじめ〝あるのにないとされている諸々〟についてのお話に胸を打たれてうるっと🥲
どんなふうに生まれてきても、健常者と隔たりができても、したくなるだろうし生きていかなくては。
場も必要だったでしょう。
ラブドールにも人間にも存在意義がありますね。
(ネタバレにならないようふんわりと)
ここ数年来わたしが鑑定の中で思っている「見えないところで生きているひとたち」「皇室からホームレスまでまるごと」とも少し重なるところがあって。
考えさせられました。
わたしは、ラブドールと暮らす中島千滋さん(奥さんとお子さんもいらっしゃるのだそう)の写真に幸せが溢れていると感じる種類の人間なので。
まさに今のトランジット、魚座の土星海王星がぴったりだと思いました。
人形であるという事実(土星)と、そこに限りなく深い愛が存在するという真実(海王星)。
人形であるという事実(土星)と、そこに限りなく深い愛が存在するという真実(海王星)。
愛情を注ぐ中島千滋さん、それを認める奥さんやお子さんも途轍もなく優しい。
深い愛も様々だけれど少なくとも物質的な見返りがない対象への愛は薄っぺらではない。
ラブドール。表には出てこないけれど女性向けのもあるのかな。
それとも日本独特の家長制度・男尊女卑文化の中では女性向けというのはお道具だけだったのかな。
そしてね、
女将さんとスタッフさんも素敵でしたよ〜
バーでのお喋りも、記念写真も楽しい✨✨
かつて定山渓にあった懐かしの〜も発見!
まさか東京で再び見られるとは。
見応えたっぷりでした🤗
ご紹介がてらコンセプトを書き写しておきますね。
『昭和の純喫茶、昭和の歌謡曲、昭和のラブホテル……
半世紀近く前の日常文化が、いま熱く語られている。
半世紀前には生まれてすらいなかった若者たちによって。
いまだ日本最大の集客記録である6千万人以上が集い
「人類の進歩と調和」を目撃した、
1970年の大阪万博で頂点に達したあの時代。
あちこちの観光地に、祭りの場に、路傍に咲いた昭和元禄の徒花たち。
それはもう昭和を知らない若者の幻想にしか花を咲かせられないのか。
美術館は珍しいもの、ひとつしかないものを集め見せてくれる。
どこにでもあったもの、たくさんあったものは、ほとんど忘れられ、
いつのまにか消えていくだけだ。
そうやって僕らはひとつ、まだひとつ宝物を失っていく。
失ってから気がつくことを繰り返しながら。
長いあいだ日本の路傍をさまよいながら、
光と陰のあいだに矢のごとく消えていく文化のかけらを拾い集めてきた。
そのいくつかをここに見せる場ができて、
失われた文化の残像だけでも甦らせることができたら、
もう半世紀近くなった僕の旅もまったく無駄ではなかったことになるだろう。
都築響一』
■大道美術館
https://museum-of-roadside-art.com/
定期的にポルノ上映会などのイベントも催されているのだそう。
また行かなくちゃ💓
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